なる
「流域市民」という新しいアイデンティティ
都道府県・市町村を超え、多摩川市民、天竜川市民など流域を自分の暮らしの基点に、新たな自己認識を培う。
一般社団法人 Water Scope Japan
News
Concept
水の流れから、世界を眺める。私たちは長い間、地図に線を引くことで、 地域を分け、社会を区切り、世界を理解してきました。
しかし、水の流れから世界を眺めると、その線は別の意味を帯びて見えてきます。 ウォータースコープとは、世界の読み方を変える視座です。
森に降り、土にしみ込み、湧き出し、川となり、やがて海へと至り、再び空へと還る。 そのめぐりの中で、いのちは受け渡され、人も自然も、過去も未来もつながり続けています。
01 「流域市民」という新しいアイデンティティ
02 「水の来歴」を知る水知教育の実装
03 流域単位での横断型社会設計モデルの構築
04 日本から世界を更新する環境技術のモデル展開
05 日本流域文明としてその価値を世界に提示
Vision
なる
都道府県・市町村を超え、多摩川市民、天竜川市民など流域を自分の暮らしの基点に、新たな自己認識を培う。
まなぶ
水はどこから来て、どこへ流れていくのか。その流れを学ぶことで、生命と暮らしがつながる。
つなぐ
経済・観光・防災・教育は行政単位で捉えるのではなく、水の流れを基点として、流域単位で横断的に設計し直す。
ひらく
日本の革新的な環境技術や知恵を、流域単位で横断的に再編集し、そのモデルを世界の課題解決へと展開していく。
ほこる
水を巡る森里川海との共生と循環は、その哲学や思想と共に、世界に誇る高度な文化・文明としてその価値を世界に提示する。
Perspectives
水から社会を見つめ直し、未来を構想する。日本は、海に囲まれ、 川が大地に網の目のように張り巡る「水の国」です。 しかし、そのことをなぜか、私たちは認識できなくなっています。
かつて国内貨物輸送は水運が支えていました。しかし戦後、道路整備や新幹線の登場で激減。 私たちは水域から国家をイメージする視点を失っています。
都道府県境の約26%は河川に沿って引かれています。かつて川や海は地域交流を促進する結び目でしたが、 行政区分を分ける境界線となってしまいました。
都市住民で自宅の水の水源を答えられる人は多くありません。 水源から海へ至る水の旅や、その途中で育まれる暮らし、文化、自然のつながりを知らないまま暮らしています。
利根川流域は1都5県にまたがりますが、全体をカバーする政策や文化制度はほぼ存在しません。 一方、ドナウ川は複数国が流域憲章を結び、開発を進めています。
日本各地には、その土地ならではの漁法や水神祭など、水辺での深い営みが息づいています。 しかし国の無形民俗文化財で水関連の指定は限られています。
日本は洪水や高潮を、水神信仰や水止舞などの祭礼に昇華し、災害を乗り越えてきました。 こうした精神文化は制度化されず、継承者も失われつつあります。
学校では水を知識として教えますが、流域でどんな文化が育まれたかという物語は語られません。 「水といのち」の循環を学ぶ時間は、十分に確保されていません。
観光、防災、経済、教育は異なる制度や行政区分で進められています。 一方、日本には約10万本の河川があり、流域は社会をつなぐ大きな可能性を持ちます。
日本には約10万本の河川、一級水系109、二級水系約2,700が存在します。 世界的に豊かな水系を有しながら、その価値を地域の資産に活かしきれていません。
かつて日本には約40万kmの用水路が巡り、数万の湧水があり、それらを活かした文化がありました。 便利な水道を手にした一方で、水と育んだ文化を失いつつあります。
Organization
一般社団法人Water Scope Japanは、水といのちの循環から地域と社会を捉え直し、 流域循環共生圏の実装に取り組む団体です。
Contact
一緒に、日本の水といのちの未来をつくりましょう。